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このブログは、JQROCから配信されているポッドキャスト番組「サラッとスペイン語♪」を補完するためのテキストブログです。

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2008年7月17日木曜日

Lección 3 人称代名詞(主格)と-ar動詞の直説法現在

Bésame mucho. ベサメ ムーチョ たくさんキスして


「Bésame」は「キスする」という意味の動詞「besar(ベサール)」の「tú」に対する命令形「besa」に「私に」を意味する「me」がついて1語のようになっています。

スペイン語の命令法では肯定命令(〜しろ)の場合、目的語を動詞の後ろに付けて一語のように書くという決まりがあります。否定命令(〜するな)の場合は目的語は動詞より前に置かれ、書くときもくっつくことはありません。

「Bésame」の最初の「e」にアクセントがついているのは、「me」をつけても「besa」のアクセントをそのまま保持するためです。スペイン語の場合、母音または「n」か「s」で終わる単語は、アクセント記号がついていない場合、後ろから2番目の音節を一番強く発音するという決まりがあります。なので、「ベサーメ」になってしまわないように、最初の「e」の上にアクセントをつけなければならないのです。

「mucho」は「たくさん」という意味で、数えられるものにでも数えられないものにでも同じように使われます。名詞を修飾する形容詞的用法と動詞を修飾する副詞的用法がありますが、形容詞的用法の場合は修飾される名詞と性・数の一致を行わなければなりません。例えば、男性名詞の「libro(リブロ=本)」に付けて「たくさんの本」という場合には「muchos libros」になり、女性名詞の「revista(レビスタ=雑誌)」に付けて「たくさんの雑誌」という場合には「muchas revistas」となります。


人称代名詞 主格

単数
yo ジョ(ヨ)
トゥ
él エル
ella エジャ 彼女
usted ウステ あなた

複数
nosotros ノソートロス 私たち
nosotras ノソートラス
vosotros ボソートロス 君たち
vosotras ボソートラス
ellos エジョス 彼ら
ellas エジャス 彼女ら
ustedes ウステデス あなた方

カタカナ発音では複数の最後は全部「ス」と書きましたし、番組の中でも「s」がついてることを強調するために「ス」としっかり発音しているところもありますが、実際は日本語の「〜です」の「す」と一緒で、最後の「ス」はあくまでも軽く発音して下さい。これは「s」で終わっている単語、すべてに共通です。


「besar」の直説法現在の活用

yo beso ジョ(ヨ)ベソ
tú besas トゥ ベサス
él besa エル ベサ
ella besa エジャ ベサ
usted besa ウステ ベサ

nosotros besamos ノソートロス ベサモス
vosotros besáis ボソートロス ベサイス
ellos besan エジョス ベサン
ellas besan エジャス ベサン
ustedes besan ウステデス ベサン

番組の中でも言っているように、「あなた」を意味する「usted」と「あなた方」を意味する「usutedes」は、3人称の扱いとなり、「彼」「彼女」や「彼ら」「彼女ら」と同じ活用形を取ります。なので、覚えなければならない形は「beso, besas, besa, besamos, besáis, besan」の6つです。

語尾が「-ar」で終わる規則動詞の直説法現在の活用は「ar」を取り、「-o(オ)-as(アス)-a(ア)-amos(アモス)-áis(アイス)-an(アン)」をつけると覚えて下さい。

因みに語尾が「-ar」で終わる規則動詞は非常に数が多く、例えば次のようなものがあります。
hablar(アブラール=話す)amar(アマール=愛する)bailar(バイラール=踊る)cantar(カンタール=歌う)caminar(カミナール=歩く)trabajar(トラバハール=働く)terminar(テルミナール=終える)

また、新しい言葉を作るときも語尾に「-ar」を付けることが多く、「ファックスする」なら「faxear(ファクセアール)」、「チャットする」なら「chatear(チャテアール)」なんていう具合です。ただし、これはメキシコの場合で、これらの表現がスペインで通じるとしても、普通に使われているかどうかは定かではありません。


Béseme...???

命令法では、規則動詞の場合は、「tú」に対する肯定命令のとき、上に出て来た直説法現在形の3人称単数の活用形と同じものを使いますが、「usted」や「ustedes」に対するとき、及び否定命令では接続法という全く別の活用形を使います。また「vosotros」に対しての場合は、肯定命令では独特な命令法の活用形があります。

「béseme(ベセメ)」は「usted」に対する「キスして下さい。」という命令形で、文法的には正しいのですが、実際は「usted」を使うような相手に対してこの表現を使うと、とてもマズい事態に陥ると思います。 笑

命令法については、課をあらためて、いずれ詳しくやる予定ですので、今は命令法というのがあるということだけ覚えておいて下さい。


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詳しいアクセントの決まりについては、以前にご紹介した鳳ナオ(Nao Fénix)さんのHP「スペイン語の玄関」に説明がありますので、ご興味のある方は参照して下さい。

それでは¡Hasta la próxima!



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