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このブログは、JQROCから配信されているポッドキャスト番組「サラッとスペイン語♪」を補完するためのテキストブログです。

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2008年7月31日木曜日

Lección 5 -er動詞の直説法現在

規則活用動詞の種類

1. 不定形が「ar」で終わるもの 例:amar, besar
2. 不定形が「er」で終わるもの 例:comer, prometer, vender
3. 不定形が「ir」で終わるもの 例:vivir, escribir


-er動詞の直説法現在の活用

語尾の「er」を取って、「-o(オ)-es(エス)-e(エ)-emos(エモス)-éis(エイス)-en(エン)」をつけます。


comer(コメール=食べる)


yo como ジョ(ヨ)コモ
tú comes トゥ コメス
él come エル コメ
ella come エジャ コメ
usted come ウステ コメ

nosotros comemos ノソートロス コメモス
vosotros coméis ボソートロス コメイス
ellos comen エジョス コメン
ellas comen エジャス コメン
ustedes comen ウステデス コメン


prometer(プロメテール=約束する)

yo prometo ジョ(ヨ)プロメト
tú prometes トゥ プロメテス
él promete エル プロメテ
ella promete エジャ プロメテ
usted promete ウステ プロメテ


nosotros prometemos ノソートロス プロメテモス
vosotros prometéis ボソートロス プロメテイス
ellos prometen エジョス プロメテン
ellas prometen エジャス プロメテン
ustedes prometen ウステデス プロメテン


Te prometo. テ プロメト 君に約束する。
¿Me prometes? メ プロメテス? 僕に約束する?


上の文では主語の「yo」が、下の文では「tú」が省略さ
れています。
前回やった人称代名詞目的格の間接目的語(〜に)です。第1人称、第2人称では直接目的語も間接目的語も同じ単語でそれぞれ「me」「te」だったのを覚えていらっしゃるでしょうか?


vender(ベンデール=売る)

yo vendo ジョ(ヨ)ベンド
tú vendes トゥ ベンデス
él vende エル ベンデ
ella vende エジャ ベンデ
usted vende ウステ ベンデ

nosotros vendemos ノソートロス ベンデモス
vosotros vendéis ボソートロス ベンデイス
ellos venden エジョス ベンデン
ellas venden エジャス ベンデン
ustedes venden ウステデス ベンデン



Yo le vendo. ジョ(ヨ) レ ベンド あなたに売ります。
Le vendo.

第3人称単数の扱いとなる「usted」に対応する間接目的語「le」です。主語の「yo」は強調するとき以外、省略されます。


¿Me lo vende usted? メ ロ ベンデ ウステ? 私にそれを売ってくれますか?
¿Me lo vende?

動詞が第3人称単数の活用だと、主語は「él」「ella」「usted」のどれにもなる可能性がありますが、相手に向かって言う場合は、自明のこととなるため「usted」は省略されることが多いです。

それは、「それ」が指し示すものが、男性名詞の場合「lo」、女性名詞の場合「la」となります。物を指し示す代名詞および語順については、別の機会にきちんと説明します。



動詞全体から見ると、かなりの数のものが規則動詞で、規則動詞の中では圧倒的に「ar」で終わるものが多いのですが、日常生活で頻繁に使われる動詞の大多数が不規則活用動詞なのが困りものです。次回「ir」で終わる規則動詞を見てしまって、その後はよく使われる不規則動詞に移りたいと思います。

ご質問、間違いのご指摘等、お待ちしております。コメントまたはメールフォームからお願いします。

それでは、¡Hasta la próxima!




2008年7月24日木曜日

Lección 4 人称代名詞(目的格)と疑問文・否定文の作り方

「-ar」で終わる規則動詞の直説法現在の活用の復習

besar(ベサール=キスする)

yo beso
tú besas
él besa
ella besa
usted besa

nosotros besamos
vosotros besáis
ellos besan
ellas besan
ustedes besan

amar(アマール=愛する)

yo amo ジョ(ヨ) アモ
tú amas トゥ アマス
él ama エル アマ
ella ama エジャ アマ
usted ama ウステ アマ

nosotros amamos ノソートロス アマモス
vosotros amáis ボソートロス アマイス
ellos aman エジョス アマン
ellas aman エジャス アマン
ustedes aman ウステデス アマン

不定詞の語尾の「ar」を取って、「o, as, a, amos, áis, an」をつけます。

「直説法って何?」と思っていらっしゃる方もいるかも知れません。普通に使われる「直説法」に対して、特殊な場合に使われる「接続法」というのがあるのですが、今の段階では気にしないで下さい。時期が来たら説明したいと考えています。


人称代名詞(目的格)

主語直接目的語、間接目的語の順
yo me me
te te
él lo le
ella la le
usted loまたはla le

nosotros nos ノス nos
vosotros os オス os
ellos los ロス les レス
ellas las ラス les
ustedes losまたはlas les


目的格には直接目的語(〜を)と間接目的語(〜に)があります。
番組の中でも説明しているように、人称代名詞の1人称、2人称では直接目的語も間接目的語も同じ単語。
3人称では直接目的語と間接目的語は違う単語で、直接目的語はその目的語の性別によって異なりますが、間接目的語は性別に左右されません。

また、スペインでは3人称の男性形として間接目的語と同じ「le, les」を用いる場合もありますが、この件に関してはスペイン語を母国語とする話者の間でもかなり揺れがあるので、そういうこともあるという事実だけ記しておきます。

主語+目的語+動詞

Yo te amo. ジョ(ヨ) テ アモ 僕は君を愛している。
Te amo.

Tú me amas. トゥ メ アマス 君は僕を愛している。
Me amas.

Él te ama. エル テ アマ 彼は君を愛している。
Ella lo ama. エジャ ロ アマ 彼女は彼を愛している。

目的語として人称代名詞を使う肯定文の場合、目的語は主語と動詞の間に置かれますが、主語が1人称か2人称の場合は、特別に強調したい場合を除き、主語を省略するのが普通です。3人称の場合でも、話しの流れで既に誰が主語か明らかな場合は、主語は省略されます。

目的語として人称代名詞以外のものを使う場合は、目的語は動詞の後に置きます。


「amar」は、瞬間的な動作を表すのではなく、状態を表す動詞なので、「愛している」という意味で使われますが、前回の「besar」の場合「キスしている」と言いたい場合は、進行形を使わなければなりません。


疑問文の作り方

¿Te amo yo? テ アモ ジョ(ヨ)? 僕は君を愛してる?
¿Te amo?

¿Me amas tú? メ アマス トゥ? 君は僕を愛してる?
¿Me amas?

¿La amo yo? ラ アモ ジョ(ヨ)?  僕は彼女を愛してる?
¿La amo?

¿Te ama él? テ アマ エル? 彼は君を愛してる?
¿Lo ama ella? ロ アマ エジャ? 彼女は彼を愛してる?

疑問文は本来、動詞の後に主語を持って来て作られますが、肯定文と同様、主語が1人称、2人称の場合は省略されるので、形としては肯定文と全く同じになります。そのため、疑問文の場合は、書くときは必ず前後に「¿?」をつけ、話すときは文末をあげます。

疑問文のイントネーションは、主語が省略されてもされなくても、文末を上げます。


否定文の作り方

Yo no te amo. ジョ(ヨ) ノ テ アモ 僕は君を愛していない。
No te amo.

Tú no me amas. トゥ ノ メ アマス 君は僕を愛していない。
No me amas.

Él no te ama. エル ノ テ アマ 彼は君を愛していない。
Ella no lo ama. エジャ ノ ロ アマ 彼女は彼を愛していない。

否定文は主語の後に「no」を入れて作るのですが、肯定文、疑問文と同様、普通は3人称以外の主語は省略されます。

Sí, te amo. シ、テ アモ はい、君を愛しています。
No, no te amo. ノ、ノ テ アモ いいえ、君を愛していません。

「愛してる?」という質問に対して返事をする場合は、最初に「はい」の「Sí」か「いいえ」の「No」をつけなければなりません。「Sí」は、「シ」というよりは「スィ」に近い感じで発音するとそれらしく聞こえます。


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質問や疑問、コメント等、いつでも受け付けています。各課の一番下にあるコメントという小さい文字をクリックして、コメントとしてそちらに書いて頂くか、他の人に読まれたくない場合は、右側サイドバーにあるメールフォームからお寄せ下さい。質問・疑問に関しては、コメント欄に頂いた場合はそちらに、メールフォームから頂いた場合はメールで個人的にお答えしたいと思います。また、質問の内容によっては、ご本人に確認した上で、番組の中で取り上げることも考えていますので、どうぞ、よろしくお願いします。

それでは、¡Hasta la próxima!

2008年7月17日木曜日

Lección 3 人称代名詞(主格)と-ar動詞の直説法現在

Bésame mucho. ベサメ ムーチョ たくさんキスして


「Bésame」は「キスする」という意味の動詞「besar(ベサール)」の「tú」に対する命令形「besa」に「私に」を意味する「me」がついて1語のようになっています。

スペイン語の命令法では肯定命令(〜しろ)の場合、目的語を動詞の後ろに付けて一語のように書くという決まりがあります。否定命令(〜するな)の場合は目的語は動詞より前に置かれ、書くときもくっつくことはありません。

「Bésame」の最初の「e」にアクセントがついているのは、「me」をつけても「besa」のアクセントをそのまま保持するためです。スペイン語の場合、母音または「n」か「s」で終わる単語は、アクセント記号がついていない場合、後ろから2番目の音節を一番強く発音するという決まりがあります。なので、「ベサーメ」になってしまわないように、最初の「e」の上にアクセントをつけなければならないのです。

「mucho」は「たくさん」という意味で、数えられるものにでも数えられないものにでも同じように使われます。名詞を修飾する形容詞的用法と動詞を修飾する副詞的用法がありますが、形容詞的用法の場合は修飾される名詞と性・数の一致を行わなければなりません。例えば、男性名詞の「libro(リブロ=本)」に付けて「たくさんの本」という場合には「muchos libros」になり、女性名詞の「revista(レビスタ=雑誌)」に付けて「たくさんの雑誌」という場合には「muchas revistas」となります。


人称代名詞 主格

単数
yo ジョ(ヨ)
トゥ
él エル
ella エジャ 彼女
usted ウステ あなた

複数
nosotros ノソートロス 私たち
nosotras ノソートラス
vosotros ボソートロス 君たち
vosotras ボソートラス
ellos エジョス 彼ら
ellas エジャス 彼女ら
ustedes ウステデス あなた方

カタカナ発音では複数の最後は全部「ス」と書きましたし、番組の中でも「s」がついてることを強調するために「ス」としっかり発音しているところもありますが、実際は日本語の「〜です」の「す」と一緒で、最後の「ス」はあくまでも軽く発音して下さい。これは「s」で終わっている単語、すべてに共通です。


「besar」の直説法現在の活用

yo beso ジョ(ヨ)ベソ
tú besas トゥ ベサス
él besa エル ベサ
ella besa エジャ ベサ
usted besa ウステ ベサ

nosotros besamos ノソートロス ベサモス
vosotros besáis ボソートロス ベサイス
ellos besan エジョス ベサン
ellas besan エジャス ベサン
ustedes besan ウステデス ベサン

番組の中でも言っているように、「あなた」を意味する「usted」と「あなた方」を意味する「usutedes」は、3人称の扱いとなり、「彼」「彼女」や「彼ら」「彼女ら」と同じ活用形を取ります。なので、覚えなければならない形は「beso, besas, besa, besamos, besáis, besan」の6つです。

語尾が「-ar」で終わる規則動詞の直説法現在の活用は「ar」を取り、「-o(オ)-as(アス)-a(ア)-amos(アモス)-áis(アイス)-an(アン)」をつけると覚えて下さい。

因みに語尾が「-ar」で終わる規則動詞は非常に数が多く、例えば次のようなものがあります。
hablar(アブラール=話す)amar(アマール=愛する)bailar(バイラール=踊る)cantar(カンタール=歌う)caminar(カミナール=歩く)trabajar(トラバハール=働く)terminar(テルミナール=終える)

また、新しい言葉を作るときも語尾に「-ar」を付けることが多く、「ファックスする」なら「faxear(ファクセアール)」、「チャットする」なら「chatear(チャテアール)」なんていう具合です。ただし、これはメキシコの場合で、これらの表現がスペインで通じるとしても、普通に使われているかどうかは定かではありません。


Béseme...???

命令法では、規則動詞の場合は、「tú」に対する肯定命令のとき、上に出て来た直説法現在形の3人称単数の活用形と同じものを使いますが、「usted」や「ustedes」に対するとき、及び否定命令では接続法という全く別の活用形を使います。また「vosotros」に対しての場合は、肯定命令では独特な命令法の活用形があります。

「béseme(ベセメ)」は「usted」に対する「キスして下さい。」という命令形で、文法的には正しいのですが、実際は「usted」を使うような相手に対してこの表現を使うと、とてもマズい事態に陥ると思います。 笑

命令法については、課をあらためて、いずれ詳しくやる予定ですので、今は命令法というのがあるということだけ覚えておいて下さい。


〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

詳しいアクセントの決まりについては、以前にご紹介した鳳ナオ(Nao Fénix)さんのHP「スペイン語の玄関」に説明がありますので、ご興味のある方は参照して下さい。

それでは¡Hasta la próxima!