基本的な使い分け
ser=性質(永続的な性質)
estar=所在、状態(一時的な性質)
性質を表す言葉が名詞である場合
職業、固有名詞などが来る場合は、動詞は「ser」を使わなければなりません。
Soy maestro. ソイ マエストロ。 私は先生です。
Soy Pedro. ソイ ペドロ。 私はペドロです。
性質を表す言葉が形容詞である場合
「〜は…なものだ。」という場合は「ser」を使います。「estar」を使うと、「今は」という意味が含まれます。
La noche es oscura. ラ ノーチェ エス オスクラ。 夜は暗いものだ。
La casa está oscura. ラ カサ エスタ オスクラ。 その家は暗い。(電気がついていないので)
「La casa es oscura.」という文章もあり得ます。この場合、日当りなどが悪くて、いつも暗いということになります。
El hielo es frío. エル イエロ エス フリオ。 氷は冷たいものだ。
El aire está frío. エル アイレ エスタ フリオ。 空気(風)が冷たい。(今は)
Mi mujer es gorda. ミ ムヘール エス ゴルダ。 私の妻は太っている。(常に)
Mi mujer está gorda. ミ ムヘール エスタ ゴルダ。 私の妻は(今)太っている。(妊娠しているので…etc.)
Mi hijo es débil. ミ イホ エス デビル。 私の息子は(生まれつき)身体が弱い。
Mi hijo está débil. ミ イホ エスタ デビル。 私の息子は(今)身体が弱っている。(風邪をひいているので…etc.)
Mi hermano es nervioso. ミ エルマノ エス ネルビオソ。 私の兄(弟)は神経質だ。(性格)
Mi hermano está nervioso. ミ エルマノ エスタ ネルビオソ。 私の兄(弟)は(今)神経質になっている。(試験の前なので…etc.)
「兄」と確実に表現したい場合は「hermano mayor(エルマノ マヨール)」、弟は「hermano menor(エルマノ メノール)」となります。
意味がまるで変わって来てしまうケース
Antonio es listo. アントニオ エス リスト。 アントニオは頭の回転が速い。
Antonio está listo. アントニオ エスタ リスト。 アントニオは準備ができている。
María es viva. マリア エス ビバ。 マリアは活発である(頭が良い)。
María está viva. マリア エスタ ビバ。 マリアは生きている。
「¡Viva México!」などというときの「viva!」は間投詞で「万歳!」という意味です。
今回出て来た新しい単語
<名詞>
hielo イエロ 氷(♂)
aire アイレ 空気、風(♂)
<形容詞>
oscuro/oscura オスクロ/オスクラ 暗い
débil デビル 弱い
nervioso/nerviosa ネルビオソ/ネルビオサ 神経質な
listo/lista リスト/リスタ 利口な、頭の回転の速い、準備のできている
vivo/viva ビボ/ビバ 活発な、頭の良い、生きている
「ser」と「estar」の使い分けはなんとなくわかって頂けたでしょうか。番組の中でも言っていますが、確認のために是非練習問題をやってみて下さい。恐らく、そんなに迷うことなく答えを埋めていけることと思います。
次回は名詞、形容詞の複数形の作り方についてみていく予定です。
それでは、¡Hasta la próxima!
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